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第5部 明日のために 2007.6.14〜2007.6.18
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木下あいりちゃん事件を教訓に、安心して暮らせる社会を望む住民の意識はいっそう切実なものになってきた。われわれはどう行動し、安心社会を再生していくのか。事件取材を通じ、記者が得たさまざまな思いを提言として締めくくる。
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1.被害者救済 | 更生の道 司法は示せ | (2007.6.14) |
2.防犯対策 | 規範意識 育てる場を | (2007.6.15) |
3.外国人犯罪 | 不安除く具体策必要 | (2007.6.16) |
4.刑罰見直し | 厳罰化一辺倒に疑問 | (2007.6.17) |
5.集団的過熱取材 | 節度と正確さ不可欠 | (2007.6.18) |
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第4部 異文化共生 2007.4.13〜2007.4.15
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二〇〇五年十一月の木下あいりちゃん事件は、殺人罪などで公判中のペルー国籍のホセ・マヌエル・トレス・ヤギ被告(35)の処罰に関心が集まる中、外国人とどう共生を図るのか、地域に再考を促す契機にもなった。ショッキングな事件は外国人に対する偏見を増幅させ、ただでさえ弱い彼らの立場をさらに不安定で孤独なものに追いやる可能性がある。事件が起きた広島市安芸区や周辺の現状を追いながら、国際化社会の中でどう共生を果たすべきか、その道筋を探る。
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上.暮らす | 相互理解 探る支援策 | (2007.4.13) |
中.働く | 意欲ある人材に逆風 | (2007.4.14) |
下.交流 | 顔覚え合う努力から | (2007.4.15) |
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第3部 司法の現場で 2007.1.28〜2007.2.2
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社会に復帰した元受刑者が再び罪を犯す―。そんな事件が発生するたび、国民の司法への信頼は薄れ、厳罰化への声が強まる。凶悪事件への量刑基準も揺らぐ。法曹界や矯正の現場は何を模索し、信頼をどう取り戻そうとしているのか。現状を取材した。
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1.衝撃 | 「少年院意味なかった」 | (2007.1.28) |
2.乖離 | 更正 保護司頼み転機 | (2007.1.29) |
3.振り子 | 死刑…揺れ続ける遺族 | (2007.1.30) |
4.岐路 | 量刑基準 世間とずれ | (2007.1.31) |
5.情報 | 再発防止へどう開示 | (2007.2.1) |
6.処方せん | 認知療法 矯正へ一歩 | (2007.2.2) |
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第2部 悲しみのふちから 2006.12.24〜2006.12.26
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殺人事件で家族を失った遺族や凶悪事件の被害者たちが、犯罪への厳罰化を訴えたり、被害者支援への法改正を求めたりするうねりが高まってきた。しかし依然、大多数の遺族、被害者は人知れず悩み、苦しんでいる。社会はその現状にどう向き合い、再出発をどう支えたらいいのか。遺族たちの「その後」を通じて探る。
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上.うねり | 沈黙破り厳罰化訴え | (2006.12.24) |
中.葛藤 | 被害者の父か記者か | (2006.12.25) |
下.道しるべ | 支援体制の構築急務 | (2006.12.26) |
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第1部 模索 2006.11.23〜2006.11.27
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二十二日で発生から一年を迎えた広島市安芸区の木下あいりちゃん殺害事件は、子どもの安全が根底から脅かされている現実を、地域に突きつけた。「安心社会」を再生する処方せんはあるのか―。第一部では学校や地域、行政の模索を追う。
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1.見守りの行方 | 息の長い活動 知恵絞る | (2006.11.23) |
2.あふれる情報 | 地域での選別が必要 | (2006.11.24) |
3.足元の危険 | 絶え間ない「点検」を | (2006.11.25) |
4.重い負担 | 実効性 検証が不可欠 | (2006.11.26) |
5.人づくり | 鍵握る地域リーダー | (2006.11.27) |
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