10月から山口県 不安解消へ実習・座学 山口県は10月から、出産や子育てなどで離職した保育士の再就職を支援するセミナーを初めて開く。岩国、山口、宇部3市での座学と、県内の保育所での実習を組み合わせ、不安や疑問を取り除く。 座学は、10月19日に岩国市尾津町の岩国短大、同26日に山口市小郡みらい町の山口芸術短大、11月9日に宇部市文京町の宇部フロンティア大短期大学部である。いずれも保育士の養成課程がある。 午前10時〜午後4時半に教授たちの講義を受ける。食育の推進や小学校との連携強化など最近の保育の特徴のほか、保護者との意思疎通や子どもの急病への対応策を学ぶ。 その後、希望者は県内の保育所で1日間の実習に臨む。園長や保育士の指導で子どもと触れ合ったり、最新の保育事情を学んだりする。具体的な日時や場所は、来年3月末までの間で調整する。 県は終了後、就職を希望する人を「保育士バンク」に登録。人手不足の保育所と引き合わせる。県こども未来課は「現場をしばらく離れ、復職に不安がある保育士は多いはず。再就職を支援したい」とする。 座学の定員は各会場とも30人。無料。開催日の2週間前までに、県保育協会(山口市)にファクスか郵送で申し込む。申込書は県のホームページで入手できる。同協会=電話083(925)2424=平日のみ。(村田拓也) (2013.9.29)
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