広島私立協、7月人材確保へ初企画 広島市私立保育園協会は7月1日、子育てなどで保育職を離れた人や保育士を志す大学生を対象に、加盟する認可保育園の合同職場説明会を中区大手町の県JAビルで開く。慢性的な人手不足を解消し、待機児童の増加に歯止めをかけようと初めて企画した。 市内にある私立の認可保育園94園のうち、半数近い44園が参加。各園がブースを設け、担当者が園の特色や教育プログラム、保育士の研修・実習制度などを紹介する。 市によると、認可保育園への入園を待つ市内の待機児童は4月1日現在、335人。前年同期に比べて125人増えた。保護者が特定の園を希望して入園待ちになっているケースを含めると781人に上る。景気低迷で働くことを希望する母親が増え、増加傾向にあるという。 一方、待機児童を受け入れるため定員を増やそうとしても、保育士が集まらず断念する保育園もある。同協会は「保育士として働きたい人と保育現場を結び付け、一人でも多くの人材を確保したい」としている。 説明会は午前10時から午後3時まで。事前申し込み不要。同協会=電話082(249)3551。(胡子洋) (2012.6.22)
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