17年までに20カ所目標
保育施設運営などのアイグラン(広島市中区)は、関東地方で認可保育園の開設に力を入れる。関東は待機児童が多く、保育園を増やす自治体が相次いでいるためで、2017年までに20カ所の開設を目指す。 自治体によるコンペに応募し、認可保育園を建設、運営する。4月に千葉県柏市と茨城県守谷市でオープンし、初めて関東に進出した。来年も東京、横浜市など関東地方で4カ所の開設が決まっている。 同社は園庭は全て芝生にし、食事には極力、添加物を使わないなどサービス面を充実。自治体のコンペでアピールしている。 同社は、中四国地方を中心に、病院や企業など計103カ所で事業所内保育園の運営を受託している。一般から広く受け入れる認可保育園の直接運営は、08年に廿日市市でスタート。これまで広島、東広島を含めて3市で計8園を開いた。 12年3月期の売上高は19億5600万円で、来期は27億円を見込む。重道泰造社長は「広島での実績を強みに、関東でもコンペに勝ち抜き、待機児童の減少につなげたい」と意気込む。(桑島美帆) (2012.10.30)
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