三原市大和地区、来年5月の完成目指す 三原市教委は、大和地区の5小を統合して2013年4月に開校する新設校に、プールを整備する方針を決めた。水量不足などから当面整備を見送る方針だったが、地元要望を受けて見直した。28日開く市議会臨時会に上程する補正予算案に、測量設計委託料450万円を盛り込む。 ▽地下水と運搬水を活用 プールは開校先となる大和高跡地のグラウンド南側に整備する。隣接する大和中の敷地にある寄宿舎の井戸から地下水をくみ上げ、不足分は西野や本郷などの浄水場からの運搬を検討している。今秋にも着工し、13年5月末の完成を目指す。 市教委は当初、跡地のある大具地区は簡易水道が未整備のため、水量確保が難しいと判断。当面は約3キロ離れた和木小のプールを使う予定だった。 保護者や住民から児童の移動の負担を懸念する意見が出たことなどを受け、早期整備を検討。調査の結果、運営は可能と判断した。教育振興課の清川浩三課長は「開校後の水泳の授業に間に合うように整備したい」と話している。(和泉恵太) (2012.5.23)
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