東広島の広島大付属幼稚園 イクメン養成へ
東広島市鏡山北の広島大付属幼稚園に子どもを通わせる父親たちが、園に近い陣ケ平山の頂上付近に遊び場の小屋を完成させた。子育てに積極的に参加する「イクメン」を養成しようと自主的に企画。設計の段階から約40人が力を合わせた。 園児約40人が入れる広さで屋根付き。舞台としても使えるよう一方の壁をなくした。金属製パイプを組んで板を張り、ぶつかっても危なくないように角を丸く削るなど工夫。園から山道を上った約70メートルの高台にあり、園舎などが一望できる。 市内の会社員山田丈さん(34)たちが「子どもたちが外で遊びたくなるような施設を造ろう」と提案。10月下旬から約1カ月間、有志が毎週土、日曜日に集まって造り上げた。資材は園から提供を受けた。 建築や木工の経験があるのは数人で、ほとんどは電動工具を触るのも初めて。父親たちは「作業を通じて自信がついた」「子どものためというより自分が楽しんでいた」などと振り返ったという。 年長の加藤舞ちゃん(6)は「お父さんたちをかっこいいと思った」とうれしそう。山田さんたちは「子どもに思い出を残したい」と次の活動の構想を練る。(新谷枝里子) (2010.12.15)
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