育児に積極的にかかわる男性「イクメン」の養成講座が人気だ。26日には、広島市健康科学館(中区)に3カ月〜6歳の子どもを連れた約20人の父親が集まり、楽しく遊ぶ方法などを学んだ。 講師は男児2人を育てているレクリエーション指導者板屋浩明さん(37)=佐伯区。「遊び心を加え、自分も楽しんで」とアドバイスし、ひざの上に子どもを乗せ、バスに見立てて左右に揺らす遊びなどを紹介した。イクメンたちが「ブーン」などと声を出しながらひざを倒すと、子どもは笑い声を上げて喜んでいた。 父親の子育て参加を促そうと、同館がこの日から10月17日まで計4回開催。おやつ作りのほか、子育て情報交換会も企画する。 10カ月の長男と参加した会社員増本輝昭さん(34)=南区=は「まだ話すことはできないが、習った遊びでコミュニケーションを深めたい」と喜んでいた。 佐伯区の「子育てサロン癒泉(ゆずみ)」は9月から月1回、同区の交流スペースで「イクメンfamilyクラス」を開催中。生後2カ月から1歳半までの赤ちゃんと父親を対象に、ベビーマッサージを教えており、10月のクラスは募集から約2時間で定員の7組に達したほど人気が高いという。 安佐南区の東野公民館は10〜12月に計3回の「パパ力アップ応援講座」を開く。男性保育士による子育て相談会などを予定している。(馬上稔子) (2010.9.28)
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