準備委の概要説明始まる 安芸高田市教委は、市内の小学校13校を7校に再編する規模適正化推進計画の説明会を、各小学校単位で始めた。小学生や保育所園児の保護者たちを対象に実施。地域での合意ができた場合に設立する統合準備委員会の概要説明を柱にしている。 説明会は今月から来年1月下旬までの予定で開催する。 市教委によると、吉田小と、既に1町1校の美土里と向原を除き、高宮(3校)、甲田(3校)、八千代(2校)、可愛・郷野(2校)の4地区で、各1校に統合を図る計画。 地元での合意成立後、保護者や地域住民代表が加わる統合準備委員会を設置し、その中に総務、教育振興、学校史編さんの3部会を設け、統合に向けた課題の解決や最終的な意見調整を図り、統合を進めるという。 市教委は、市の小中学校規模適正化推進本部の事務局。昨年度は13小学校の保護者と校区の地域振興会単位で、少子化による複式学級の発生などを挙げ、学校再編の必要性を説明した。その際、再編の具体的手続きについての質問があったため、今回、統合準備委員会の概要を示し、保護者たちの質問を受けることにした。 永井初男教育長は「今回から具体的な説明に入る。保護者や地域の意見を参考にしたい」と話している。(椎木一郎) (2012.10.12)
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