尾道市、3幼保園を統合方針 尾道市は因島中庄町に「因島北認定こども園(仮称)」を設置し、2016年4月に開園する方針を固めた。公募で選んだ民間事業者が建設・運営する。大浜(因島大浜町)、外浦(因島外浦町)の両保育所と中庄幼稚園(因島中庄町)をこども園に統合再編する計画だ。 敷地面積は約4千平方メートルで事業者に無償貸与される。市が所有するゲートボール施設の一部と隣接する池を埋め立てて利用する。園舎は事業者が建設するが、広島県と市から補助金が出る。 対象は0〜5歳児で定員は計200人を予定。4月1日現在、在籍園児は大浜保育所28人、外浦保育所50人、中庄幼稚園79人となっている。市が年齢別保育に適した規模とする定員90人以上を下回っていることや建物の老朽化が進んでいることなどから、こども園の新設を決めた。 計画では13年度に造成と事業者選定。14年度に実施設計、15年度から建設工事に入る。市は開会中の市議会定例会に測量・調査委託料800万円を盛り込んだ12年度一般会計補正予算案を提案している。 子どもが在籍していなくても保護者が保育士に相談できる子育て支援室も設置する。市子育て支援課は「地域の子育ての拠点としたい」としている。21日には3施設の保護者を対象とした説明会を開く。(渡辺裕明) (2012.9.14)
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