尾道市教委、地元の合意得られず 尾道市教委は23日、市立小中学校の再編計画について一部を変更すると発表した。旧尾道北部地域の原田中の美木中への統合と、因島南地域の土生、三庄、田熊3小の統合の目標時期をともに1年間延期する。地元協議が難航し、理解を得られなかったため。 原田中の統合時期は2014年4月となる。市教委が7月に開いたPTA役員への説明会では存続を強く求める意見が出ていた。半田光行教育長は今月20日、原田地区社会福祉協議会の会合で、準備時間が少ないことなどから統合の1年延期を伝えていた。 土生、三庄、田熊の3小は15年4月に。統合後に因島南小(仮称)とし、旧土生中(因島土生町)に移転する。市は学校施設建設の測量・設計費などを6月の市議会定例会に予算計上する予定だったが、地元合意を得られず9月にずれ込んだ。 市教委の宮里浩寧学校教育部長は「今後も統合について理解を求めていきたい」と話している。(渡辺裕明) (2012.8.24)
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