松江市が子育て手帳、9月から配布
発達障害への理解を深めてもらうため、松江市は障害の特徴や相談先などを紹介する「すくすく!子育て手帳」を作成した。早期発見や適切な支援につなげるのが狙いで、9月から保護者に配布する。 手帳では、学習障害や注意欠陥多動性障害(ADHD)などの発達障害を説明。「視線が合いにくい」「特定のものにこだわる」など、見逃しがちな兆候を紹介し、相談先も掲載している。また、幼児期から思春期まで、発達段階ごとの子育てのポイントや注意点も解説している。 昨年4月に開設した市発達・教育相談支援センターには、言葉の遅れなど子どもの発達に関する相談が1年間で2102件寄せられた。同センターは「早い段階で専門家の支援を受ければ、本人や家族の負荷を減らすことができる」と早期の相談を呼び掛けている。 手帳は母子手帳サイズで29ページ。2千部印刷し、市の3歳児健診で配布する。同センター=電話0852(55)5455。(明知隼二) (2012.6.26)
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