周南市、無料接種始める 周南市は、子宮頸(けい)がんと、子どものインフルエンザ菌b型(Hib=ヒブ)、肺炎球菌の感染予防ワクチンの無料接種を始めた。対象は子宮頸がんが中学1年〜高校1年の女子、ヒブと肺炎球菌が0〜4歳の乳幼児で、計約8300人。市は、かかりつけ医での接種を呼び掛けている。 市が無料接種を委託した医療機関は子宮頸がんが49カ所、ヒブと肺炎球菌が各22カ所。4日から受け付けている。子宮頸がんは3回、細菌性髄膜炎を防ぐヒブと肺炎球菌の両ワクチンは年齢に応じて1〜4回の接種が必要となる。 国が示した接種1回当たりの基準単価は、子宮頸がんが1万5939円、ヒブ8852円、肺炎球菌1万1267円。費用は国と市が折半し、市は3月末までの事業費として約4500万円を想定する。2011年度も約2億円を充て、無料接種を継続する方針でいる。 市健康増進課は、市外の医療機関での接種を希望する人に事前連絡を呼び掛けている。市は事前に連絡を受けた場合、その医療機関に費用は市に請求するよう伝える。同課Tel0834(22)8552。(山瀬隆弘) (2011.1.6)
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