女性起業「チャレンジ店」も 広島市男女共同参画推進センター「ゆいぽーと」が4月1日、中区大手町5丁目の市女性教育センターを改修してオープンする。男性の育児などに関する相談業務を新たに始め、女性の就職支援も充実させる。 ゆいぽーとは、市、広島県、独立行政法人都市再生機構(東京)による合築の鉄筋12階建てビルのうち1〜5階に入る。延べ床面積は約2570平方メートル。ビルの耐震改修に合わせ、同じフロアにあった市女性教育センターを2011年3月末で閉鎖し、整備し、市民に貸し出す音楽練習室やアトリエを新設した。事業費は3億4千万円。 1階の入り口スペースには、起業家を目指す女性が対象の「チャレンジショップ」を配置。活動をPRする見本市にする。従来は女性用しかなかった一般電話相談は、男性向けにも週2日開設。NPO法人や大学と連携し、男女共同参画に関する調査研究も実施する。 愛称のゆいぽーとは公募で決めた。人と人のつながりを「結い」、市民や地域の団体が行き交う様子を「港(ポート)」で表現した。 オープン初日の1日は、市男女共同参画審議会会長の篠原収広島女学院大教授が講演。広島交響楽団のアンサンブル演奏もある。オープン記念として8日までフィットネス体験会など無料イベントが続く。ゆいぽーと事務局=電話082(248)3320。(藤村潤平) (2012.3.18)
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