神田、神田東、大草、和木、椹梨
三原市教委は、大和町内の5小学校を統合して2013年度に開く小学校の校舎に、来年閉校する大和高を改修して充てる方針を決めた。16日夜に地元の椹梨公民館であった学校統合準備協議会で説明した。 統合予定の神田、神田東、大草、和木、椹梨の5小学校の保護者たち約30人が集まった。大和高は12年3月に閉校する。計画では、1984年に完成した4階建て校舎(延べ3426平方メートル)を改修。普通教室を現在の6室から11室に増やす。多目的ホールや食育用のランチルームなども設ける。 市教委の担当者は用地選定の理由について、5校からほぼ中心にある▽既存の小学校では校舎増築が必要になる―などを挙げた。県教委と施設の譲渡額の協議を進めていることも報告した。 出席者の一部からは、住民への報告より先に計画策定を進める市教委の姿勢に「地元の了承がないままの決定が多い」との批判が出た。全住民と保護者を対象にした説明会の開催の要望もあった。 市教委の西田光也教育部長は「大和高活用については検討段階から示し、おおむね理解を得たと認識している。日程通りの統合に向けて準備を進めたい」と話している。(和泉恵太) (2011.12.20)
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