中国新聞


本永病院 お産継続へ
東広島、助産師2人を確保


 助産師不足で9月以降のお産の中止を検討していた東広島市西条岡町の本永病院が、助産師2人を確保し、お産の対応を続けることになった。

 同病院は、退職や産休のため助産師が3人に減り、年間約250件あるお産に対応できない恐れが出ていた。しかし6月、助産師会広島県支部から1人の紹介を受けたほか、報道で窮状を知った1人が「役に立てるなら」と応募してきた。ともに現場を離れていた60代のベテランという。

 斎藤淳三院長は「妊婦さんには心配を掛けたが、各方面の力添えで助産師を確保できた。より安心、安全なお産のため、さらに増員したい」と話している。(小笠喜徳)

(2011.7.9)


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