産科医師減の大田市立病院 帝王切開は継続 大田市立病院で七月から産婦人科の常勤医師が二人から一人に減るのを前に、市は二十一日、今後の診療体制について講演会を開いた。分娩(ぶんべん)扱いを月二十件程度に制限する一方で、帝王切開は継続できると説明した。 市勤労青少年ホームであった講演会には市民ら約六十人が参加。槙原研・産婦人科部長(46)が「泌尿器科や外科の応援が得られ、緊急帝王切開は従来通りできる。助産師も今春に二人増えて八人になり、二十四時間体制になった」と述べた。一方で「外来の待ち時間は長くなる。救急でもまずは電話相談を」と協力を呼び掛けた。 八月に出産予定の女性(26)は「帝王切開ができると聞いて安心しました」と話していた。(馬場洋太)
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