中国新聞


山口赤十字病院
午後7〜10時の子ども診療開始


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15日に開設された山口地域夜間こども急病センターで、医師(中)の診察を受ける親子

 山口市八幡馬場の山口赤十字病院は15日、夜間の小児科初期救急に応じる「山口地域夜間こども急病センター」をオープンした。入院が必要な重症患者を受け入れる2次救急の担当病院に開設したことで、子どもの病状急変にも迅速に対応できるようになった。

 センターは鉄筋2階建ての救急事務所棟の2階の一角、約110平方メートル。診察室3室と処置室1室を設け、医師1人と看護師2人が常駐して午後7〜10時に診療する。初日の15日は計10人が受診した。3歳11カ月の長男を連れて来た市内の会社員男性(52)は「親が共働きで、夜でも専門的な医療を受けられるのは、ありがたい」と話していた。

 診療は、市医師会などの協力で開業医や勤務医の医師21人が輪番で担当。中学生以下の内科だけを受け付け、外科は対応しない。

 センターは、市が糸米2丁目で運営する市休日・夜間急病診療所の小児科部門を切り離して開設した。Tel083(921)8025。(浜村満大)

(2010.11.17)

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