広島・基町小周辺で運用 子どもを犯罪や事故から守るため、警察庁が広島市中区の基町小周辺で整備を進めていた「子ども見守りカメラ」が2日完成し、運用が始まった。 同小周辺の通学路や公園などにカメラ25台を設けた。警察庁は地域住民によるボランティア団体「カンナクラブ」に管理・運営を委託。24時間作動させ、緊急時に保存した映像を活用する。 この日、同小であった完成式では、児童や保護者、住民たち約210人が参加した。広島県警生活安全部の中川法幸部長が「カメラを活用しながら地域ぐるみで子どもを守っていこう」と呼び掛けた。こども2人が通うPTA役員の山本宏美さん(33)は「人の目の届かない場所をカバーするので安心感が増します」と話していた。 同小では2008年8月、1年女児が近くの本川で水死する事故が起きたのを受け、地域住民による見守り活動が活発化している。(山本乃輔) (2010.3.3)
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