出雲などから9団体 出雲市の「出雲ひとり親の会」(山根亮輔代表)など、父子家庭を支援する全国の9団体が「全国父子家庭支援団体連絡会」を結成した。父子家庭への公的支援の充実を求め、18日に厚生労働省に要請活動をする。 母子家庭に支給されている児童扶養手当(最大月額約4万2千円)を、父子家庭にも拡大するよう求めるのが柱。父親が育児に追われ、非正規雇用への転職や失職などに追い込まれ、経済状況が困窮する実態をアピールする。 民主党は総選挙のマニフェスト(政権公約)に父子家庭への児童扶養手当支給を掲げた。厚労省も来年度予算案の概算要求に盛り込んだが、要求額を明示しない事項要求にとどまっている。 厚労省によると全国の父子家庭は約9万世帯。山根代表(35)は「生活苦の実情を訴え、困った人が互いに支え合う社会を目指したい」と話している。(石川昌義) (2009.11.18)
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