父子家庭へ家事援助サービス 防府市が新事業 防府市は、乳幼児から中学生までの子どもを養育する父子家庭を対象に、部屋の掃除など家事への補助支援サービスを創設する。家事の一部を民間に委託し、親子で一緒に過ごす時間を確保してもらう狙い。 利用できる世帯は、所得税の非課税世帯か、課税所得額が二百七十四万円以下が条件となる。毎月一日、一カ月分として一時間あたり八百円の家事援助チケット四枚を支給する。 希望の日時に同市シルバー人材センターの担当員が訪れ、部屋の掃除や洗濯、食事の用意などをする。 市健康福祉部によると、当面は六カ月間とし、その後は更新する。約二百二十世帯の利用を見込み、新年度一般会計当初予算案に約八百四十四万円を計上している。利用料はセンターが市に請求する。 サービスは、健康福祉部の職員が発案した。山口県内では初めてという。森重豊部次長は「父親と子どもが触れ合う時間を、少しでも増やしてほしい」と話している。(山下悟史) (2007.2.23)
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