両親が市議会委で意向 東広島市の市立中2年男子生徒=当時(14)=が昨年10月に自殺した問題で、生徒の両親は22日、外部有識者がまとめた調査報告書の公開を求める意向を示した。参考人として出席した市議会文教厚生委員会で述べた。 これまでは報告書の内容に納得できないとして市教委に非公開とするよう要望していた。両親は内容の是非、指導の在り方を広く考える材料にしてもらいたいと思い、考え方を変えたという。アンケートに協力してくれた生徒や保護者への感謝の気持ちにも言及した。 市教委は「まだ具体的な話を聞いていないため、コメントできない」としており、公開するか否かは決まっていない。 報告書は大学教授たち外部委員6人でつくる調査委員会が9月、木村清教育長に提出した。教員の指導と自殺の関連を認めている。 両親は「学校や市教委からの一方的な情報が多く、事実が明らかになっていない」などとして再調査を求める陳情書を市議会に提出していた。(新谷枝里子) (2013.10.23)
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