山口県内公立校 中学1年が最多 昨年度 文部科学省が二十日公表した二〇〇七年度の児童生徒の問題行動等の調査で、山口県内の公立学校のいじめの件数は千七十件と、前年比四百七十二件減った。 小、中、高校と特別支援学校に通う十四万七千三百四十一人を対象に調査。いじめの発生件数を人数で割る認知率は0・69%で、全国平均を0・02ポイント下回った。認知したいじめの93・2%は同年度内に解消、好転したという。 学年別いじめの認知件数は、中学一年が最多の二百三十七件。環境変化への戸惑いから、いじめに向かう生徒が増えるとみられ、全体の22・1%を占めた。いじめの内容は、冷やかし・からかいが最多の六百八十八件。仲間はずれ・集団無視二百五十件、軽い暴力二百十七件と続いた。 県教委は〇七年度から、小中学校で毎学期、いじめ相談施設の電話番号を記したカードを配布。いじめの兆候などを伝える保護者リーフレットも配っている。(桑田勇樹) (2008.11.21)
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