広島県東部4市2町の公立小が点検 広島県東部4市2町の市町教委は、公立小全156校の通学路でした交通安全点検の結果と対策をまとめた。対策が必要とした計135校の548カ所で、各自治体は県などと連携し横断歩道の設置などを進める。 各市町は警察や国、県などと合同で点検。対策を必要とした場所の内訳は、福山市59校174カ所▽尾道市29校91カ所▽三原市30校148カ所▽府中市8校75カ所▽世羅町4校34カ所▽神石高原町5校26カ所だった。 このうち、福山市教委は昨年8月に全78校が危険場所として挙げた197カ所を点検。信号機や横断歩道の設置基準を満たさないなどの理由で23カ所を対象から除き、174カ所で新年度内をめどに横断歩道の設置や路側帯の拡幅に取り組む。23カ所は市職員たちが安全指導をする。 府中市では、児童が歩く路側帯や交差点内を着色してドライバーの注意を喚起。山間部の神石高原町では、路面の凍結防止対策を早めるなどする。 点検は昨年春、京都府亀岡市で登校中の児童たちの列に軽乗用車が突っ込み10人が死傷した事故などを受け、国が示した要領に基づいた。 福山市教委によると、渋滞を避けて車両が住宅地の通学路に流れ込むために、危険性が増しているケースも目立った。学校教育部の石口智志参与は「ドライバーのマナー向上を促す対策にも力を注ぐ」と話している。 (2013.1.11)
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