森野小に統合へ
山口県周防大島町教委は14日、同町和田の和田小を2013年度で閉校し、同町平野の森野小に統合する方針を町議会全員協議会で明らかにした。 和田小の児童は現在11人。13年度10人、14年度6人に減る見通しで、西川敏之教育長は「教育機会の均等と教育水準の維持向上を目的に、学校統合の推進を図っている」と説明した。議員から質問は出なかった。 和田小は1873年に大島郡第3小学校区和田小として開校。終戦直後には471人が通っていたが、最近は児童数の減少が顕著だった。和田小から約6キロ離れた森野小には現在、27人が在籍する。 和田小PTAの中村洋一会長は「母校がなくなるのは寂しいが、児童数を考えるとやむを得ない面もある。統合して団体行動、競争意識などを養うメリットもある」と複雑な心境を口にした。 町議会はこの日、本会議を開き、久賀中校舎建築工事の請負契約締結案など4議案を上程、可決した。(浜村満大) (2012.12.15)
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