神石高原町などが基本計画
広島県神石高原町と町教委は町内4中学のうち北部の油木、神石、豊松の3中学を統合して2014年4月の開校を目指す新中学校の基本計画をまとめた。建設地は町立油木体育館が立つ油木シルトピア地区。多目的グラウンドなど既存のスポーツ施設を活用する。11月上旬に町民説明会をする。 計画では、油木体育館南側の屋内ゲートボール場などを撤去し、鉄筋2階建て延べ3176平方メートルの校舎を建てる。普通教室5室や交流ホールを備える。西隣には寄宿舎(定員40人)を新設。運動場には、平日の日中はほとんど使われていない油木体育館と隣の多目的グラウンドを利用。校地の面積は約3万3千平方メートルで総事業費は約12億円を見込む。 町教委は生徒数の減少を受け11年9月に3中学の統合方針を決めた。油木高と連携した中高一貫教育の推進を前提に建設地を検討。現在の油木中など3候補地について8項目で比較し、事業費が他の2候補に比べ5億3千万〜3億3千万円少なくて済むシルトピア地区を選んだ。 統合中学の開校時の生徒は約120人の見通し。町教委学校教育課は「予定地はそばに図書館などもあり、教育環境に優れている」としている。 説明会は5日が総合交流センターじんせきの里、6日が町豊松支所、8日が油木コミュニティーセンター。いずれも午後7時から。(杉本喜信) (2012.10.25)
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