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久井の統合小、小中9年間を3段階で指導へ
三原市教委、保護者に方針説明


   

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 三原市教委は、久井町の久井中敷地内に来年4月開校する久井・八幡地区4小学校の統合小について、小中9年間を三つの段階に分けたカリキュラムで運営する方針を明らかにした。9日夜、地元のくい文化センターで初めて開いた保護者説明会で示した。

 小中連携教育で、小学1〜4年を前期、小学5年から中学1年を中期、中学2、3年を後期とする。中期に中学校の教科担任が小学校の一部の授業を受け持ち、教員間で課題を共有。児童が中学校にスムーズに移行できる環境を整えるという。

 また小中が同じ敷地内というメリットを生かし、合同の学校行事も開く。西田光也教育部長は「中学校への準備を重視することで、従来の6・3年制に比べて小中間のギャップを軽減できる。小中連携のモデルとして確立させたい」と強調している。

 このほか、スクールバスについて、地区別に7コースを運行する方針も示した。原則通学距離が2・5キロ以上の児童を対象とする。

 説明会には保護者約120人が出席。「小規模校からの環境変化に児童がなじめるような配慮もしてほしい」などの意見が出た。市教委は今月下旬、同時期に統合する大和、沼北の2地区でも保護者説明会を開く。(和泉恵太)

(2012.8.11)


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