竹原市教委、住民ら交え議論 小中一貫教育の実現を目指す竹原市教委は8日、忠海地区の学校関係者、保護者や住民代表が一貫化について検討する委員会を設立する。1年間かけて問題点などを整理、一定の方向性を打ち出す。 構想では、全14小中を4地区に分け、小中が協力して一貫教育を進める「連携型」、最終的に統合して校舎を同じにする「一体型」の2方式で進める。忠海中と忠海西小、忠海東小がある忠海地区は一体型とする。 検討委は23人で、月1回程度集まる。先進事例を学ぶほか、教育内容や通学方法などの議論を深める。本年度中に移行時期など大枠を決める。 吉名中、吉名小があり、一体型を想定している吉名地区でも、9月をめどに検討委を設ける予定。 市教委は昨年度、全地区でPTA役員への説明会を開くなど取り組みを本格化させた。1月末から2月下旬にかけ、全14校の保護者アンケートを実施。約7割が一貫化に「期待する」と回答した。 1中4小がある竹原と、1中3小がある賀茂川の両地区は連携型で進める方針で今後、取り組みを本格化させる。(山下悟史) (2012.5.8)
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