中国新聞


小中一貫教育に市民の声反映
福山市で2012年度から懇話会


 福山市教委は2012年度、小中一貫カリキュラムづくりの推進へ自治会やPTA関係者、学識経験者たちの懇話会を発足させる。小学校から中学校への移行期に、生活や学習の変化になじめないことで生じる学習意欲の低下などを防ぐのが主目的。学校間で連絡調整などにあたる担当教諭を全小中に置く。

 懇話会は、一貫教育の基本方針や指導内容などについて意見交換する。市教委は懇話会の意見をカリキュラムに反映させる。委員は10人程度。中高一貫の福山中を除く中学校全35校と、小学校全78校を対象とする。

 14年度末までに、中学校区ごとに小中9年間を前中後期の3段階に分け、教科指導▽生徒指導▽部活動―のカリキュラムを作る。15年度の実施を目指す。

(2012.3.28)


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