大竹のグループが10月開催「楽しい場つくる」
2008年春に閉校した大竹市松ケ原町の旧松ケ原小で10月、市内の女性グループが雑貨市「デアイマルシェ」を開く。「大竹から自分らしい暮らしを発信しよう」と、多彩なイベントを目指して準備に取り組んでいる。 雑貨市は、女性目線の町づくりを進める、雑貨店主やウェブデザイナーたち6人がメンバーの「パインコーンズ」が主催。10月8日午前10時から開く。手づくりアクセサリーや家具、木工、布・編み物の小物、陶磁器などの店をそろえる。お菓子やランチ、地元野菜の販売のほか、広島ミュージックジャンボリー関係者の演奏も計画している。 昨年は町内の雑貨店や旧集会所で初めて開いた。市内在住や出身者など大竹にゆかりのある作品を集め、約900人が訪れた。今年はより広い会場で盛り上げようと、旧小学校を選んだ。 同小は閉校後、地元自治会が管理。校庭は毎週グラウンドゴルフなどに使うが、体育館は年に数回程度、教室はほとんど使っていないという。自治会の丸小将則会長(69)は「活性化の取り組みはありがたい。地元としても十分協力したい」と期待する。 パインコーンズ代表の藤井ちえさん(40)は「自分たちが楽しいと感じる場をつくっていきたい。レベルの高い作品がそろっているので、足を運んで」と呼び掛けている。(古市雅之) (2012.8.4)
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