山口県内3月末 山口県内の高校を今春卒業した就職希望者の3月末の就職内定率は前年同期比0・3ポイント増の98・3%で、3年ぶりに上昇した。就職を決められなかったのは同6人減の52人だった。山口労働局が、県などとつくる対策会議で報告した。 同労働局によると、3月に県内の高校を卒業した1万2276人のうち、就職希望者は前年同期比5・7%増の3021人。うち2969人が内定を決めた。内定者数は同6・0%増だった。 国は、3年以内の既卒者を、3カ月間の期限付き採用を経て正採用した事業者に、奨励金を支給する制度を昨年9月に創設。2月から、新卒の未内定者にも対象を拡大した。同労働局は、この期限付き採用も内定者とカウントしている。同労働局によると、今春高校を卒業した70人が、この制度による内定という。 県庁で25日にあった高校生緊急就職対策プロジェクトチーム会議には県、労働局の担当者9人が出席。3月末の未内定52人のうち、4月18日現在でまだ内定を得ていない26人と、来春の卒業予定者への支援策を協議した。未内定者には、県の委託先で6カ月間、給与を受けながら職場体験や研修ができる事業の利用を促すことなどを確認した。(山田英和) (2011.4.27)
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