11月末山口県内まとめ 5年ぶり80%下回る 山口労働局は24日、来春卒業予定の県内の高校生と大学生の11月末の就職内定率を発表した。高校生は前年同期比1・4ポイント減の79・4%だった。11月末の内定率が80%を下回るのは5年ぶりで、厳しい状況が続いている。 高校生の就職希望者は3151人で前年同期比6・3%増。職業安定課は「厳しさを受けて進学に変更するケースが昨年ほど多くない。諦めずに就職活動を続けている」と分析する。内定者は同4・4%増の2503人。記録が残る1995年度以降では8番目に低い内定率となった。 山口県内10大学の学生の内定率は59・0%。前年同期比0・3ポイント減だった。 山口労働局は「引き続き景気の先行きが不透明で、企業の採用意欲は低調なまま。大幅な改善は見込めない」と説明。県などと来年2月22日、来春卒業予定の高校生や大学生を対象とする就職フェアを山口市で開く予定でいる。(山田英和)
(2010.12.25)
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