人数増え 2棟目を整備 12年度着工 放課後に低学年預かり
広島県海田町は、同町大立町の海田南小に2棟目の児童クラブハウスを整備する。児童数の増加で現在のハウスが手狭になったため。2011年度に実施設計し、12年度中の着工、オープンを目指す。 ハウスは、両親が共働きしている1〜3年生を放課後や休校日に預かる施設。鉄骨平屋160平方メートルで2002年8月に完成した。現在は70人が利用登録している。 町は嘱託職員の指導員3人を配置。年間の運営費は約400万円で、そのうち約230万円を県が補助している。国は児童クラブの適正定員を40人以下としており、利用登録が70人を超えると補助を受けられなくなる。 同小の児童数は新入生を含むと693人と町立4小で最も多い。校区では国道2号東広島バイパスや町道の整備に伴って宅地開発が進み、人口が増加。児童数は01年の543人に比べて10年間で150人増えた。 町は11年度当初予算にハウスの実施設計費500万円を計上した。福祉課は「児童の安全を守る観点からも施設を二つに分けて適切な運営につなげたい」としている。(榎本直樹) (2011.4.1)
【関連記事】 |