岡山県矢掛町 来年度から拡大方針 岡山県矢掛町は4日、来年度から、子どもの入通院医療費を全額助成する対象を「小学3年まで」から「中学3年まで」に拡大すると表明した。町によると、中学3年までの全額助成は井笠地域の3市2町では初めて。 町議会定例会の一般質問で、山野通彦町長が「少子化対策の最優先項目として遅れることなく来年度から対応する」と答弁。中学生までの医療費について全額公費負担とする方針を示した。 同町は現在、助成対象の小学3年までが約960人。中学3年までになると約840人増の約1800人となる。昨年度の医療費実績などを基にした試算では、助成費は約1800万円増の年間約4800万円を見込む。来年度一般会計当初予算案に盛り込み、医療費給付条例の改正案と合わせて来年3月の町議会定例会に提案する。 県のまとめによると1日現在、県内では10市町村が入通院医療費の全額助成を中学3年まで実施している。(佐藤正明) (2009.11.5)
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