尾道市10月から ゼロ歳から小3まで 尾道市は十月一日から、子どもの通院費の助成制度を広げる。ゼロ歳児から就学前の乳幼児を対象にしていたのを小学三年まで拡大する。 市子育て支援課によると、新たに助成対象となるのは約三千七百人で、市の負担は年間六千万円増と見込む。助成費として二〇〇八年度一般会計当初予算案に二億三千百万円を計上し、うち三千万円が制度拡大に伴う増加分となる。 市は従来、入通院ともゼロ歳児から就学前までを対象とする県の助成制度にのっとっていた。昨年十月、入院に限り対象年齢を小学六年まで拡大し、福山市と同様の内容になった。三原市と世羅町は入通院ともゼロ歳児から小学六年まで助成している。 助成内容は変わらず、同じ医療機関での自己負担は入院が月十四日、通院が月四日まで一日五百円で済む。尾道市の市民団体「子どもの医療費助成制度を拡充する尾道ネットワーク」の実井昌子代表は「子育て中の親にとって心強い」と喜んでいる。(榎本直樹) (2008.2.20)
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