川本町が方針、3月に基本構想 島根県川本町は10日、築40年と老朽化した町給食センターを新築移転する方針を明らかにした。町などでつくる策定委員会で場所や規模を検討し、3月に基本構想を示し、2013年度に着手する。 委員会は町、町議会や小中学校の関係者計8人で構成。5日に初回会合があり、町が候補地の町有地5カ所を挙げた。2月までに計4回会合を開き、場所、整備日程、運営方法、業務内容の案をまとめる。 現センター(鉄筋平屋118平方メートル)は町が1972年、川本小調理場として開設した。現在、川本中の給食と併せ1日250食を調理、配食している。改修しながら利用しているが、手狭で搬入や調理などのスペースを明確に区切る現行の衛生基準を満たさなくなっていた。 町は07年、病院や高齢者施設にも食事を提供する「総合食育加工センター」(仮称)としてセンターを新築する方針を提示。だが、高齢者施設が不参加を表明するなどしたため09年に断念していた。(黒田健太郎) (2012.12.11)
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