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体育館解体し多目的室に
邑南の矢上小、15年春の完成目指す


   

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 島根県邑南町教委は26日、震度6強で倒壊の可能性が高いとされた矢上小体育館を解体し、跡地に多目的ルームを建てる方針を明らかにした。2013年度に設計、解体を始め、15年3月末までの完成を目指す。

 この日の町議会教育民生委員会で明らかにした。体育館(鉄骨平屋、622平方メートル)が築52年と老朽化し雨漏りしていることから、同小は00年から隣接する町農村環境改善センターの体育館を使っている。

 新しい建物は鉄骨平屋、300平方メートル程度を見込み、全校集会ができる150人収容の多目的ルームのほか、更衣室や屋外からも使えるトイレも設ける。町教委は13年度の当初予算案に設計、解体費を盛り込む方針。

 同小体育館は1960年完成し、82年に小学校が現在地へ移転するときに移築。10年3月の診断で耐震指標(Is値)0・21と、震度6強の地震で倒壊の危険性が高い0・3を下回った。

 町教委は、ことし6月の町議会定例会で解体する方針を表明。8月、同小とPTAから跡地活用として体育館新築と、多目的ルーム建設の2案の提案を受け、検討していた。隣接地にセンター体育館があるうえ、地形の都合で体育館新築が難しいことから、多目的ルーム案を採用した。(黒田健太郎)

(2012.11.27)


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