呉で猫の死骸相次ぎ 呉市中心部で10月、鋭利な刃物で切断したとみられる猫の死骸が相次ぎ見つかったのを受け、市内の学校が登下校の見守りを始めた。 市教委は同月30日、二つの市立幼稚園、小中高計71校に登下校時の見守りをするよう通知した。教職員が通学路に立ったり引率したりしているほか、市教委も発見現場近くを重点的に車で巡回する。市教委学校安全課は「子どもに危害を加える可能性もある。見守りは当分続ける」とする。 和庄小は同月23日から教職員や保護者、住民が引率し集団下校を続ける。学校近くの和庄公園で2体が見つかっており、児童には日中でも1人で外出しないよう指導している。 呉署によると、10月に見つかったのは6体で、和庄や西中央など半径1キロの範囲内だった。やや離れた場所で3、8月にも切断したとみられる死骸が各1体放置してあった。 呉署は器物損壊や動物愛護法違反容疑で調べるとともに、パトロールを強化。自治会などに情報提供を求めるチラシも配った。捜査関係者は「騒ぎになるのを喜ぶ愉快犯の可能性もある」とみる。(柳本真宏) (2012.11.2)
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