排水路点検 国が要請 都道府県と政令指定市に 進入防止策も 広島市安佐南区の新安川で祇園小6年の男児3人が死亡した事故を受けて、国土交通省は、河川に出入りできる排水路などの危険箇所を梅雨前に点検するよう各都道府県と政令指定都市に要請した。広島県は17日、各市町に対し、地元自治会などと連携して点検を徹底するよう求めた。 国交省の要請は16日付。下水道担当者宛てにメールで送信した。事故に遭った3人について「雨水排水路から下水管を通って川に入ったとみられる」と指摘。雨水排水路など下水道施設を点検し、立ち入り防止策を検討するよう促した。 国交省下水道管理指導室は「最近はゲリラ豪雨も多発し、河川が予想以上に増水する場合が多い」と早期点検の必要性を強調する。 広島県は17日、広島市を除く22市町に排水路を点検するよう要請文を出した。県都市環境課は「集会所や公園など利用者が多い施設周辺の排水路は特に注意を」と呼び掛けている。(加納亜弥) (2011.5.18)
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