危険な排水管に柵 広島市 再発防止へ対策会議 広島市安佐南区の新安川で祇園小6年の男児3人が死亡した事故を受け、市と安佐南など4区は18日、市役所で再発防止に向けた対策会議を開いた。各区は6月上旬までに対象となる排水管をチェックし、危険性が高い場所から柵を設けるなどの対策に乗り出す。 市下水道局の倉本喜文管路課長、安佐南、安佐北、安芸、佐伯区の担当者の計7人が出席。倉本課長が、亡くなった児童が川に入る際に通り抜けたとされる排水管(直径1メートル)の構造を説明した。 会議では安全対策が必要となる管について、子どもが出入りできる太さがある▽河川に直結している▽子どもが容易に下りられる位置にある―などの条件を確認。今後は各区が地域を巡る排水管を緊急点検し、危険な場所を割り出すことを決めた。柵や看板の設置以外に有効な対策がないかも検討する。 また、市下水道局は残る4区とは随時、対策を協議しているという。倉本課長は「二度と同じような事故が起きないよう、しっかり対応したい」と話している。(教蓮孝匡) (2011.5.19)
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