江田島市が方針 江田島市は30日、高田(能美町)、柿浦(大柿町)の市立2保育園を、2013年度末で廃園とし、それぞれ町内の中町、大古保育園に統合する方針を発表した。在籍園児数は市保育園運営検討委員会が示した設置基準を下回っており、保育サービス拡充のために統合が必要と判断した。 市が市議会全員協議会で説明した。検討委の答申は「新年度当初の入園児童(3歳未満児を除く)が20人を下回り、継続しておおむね20人以上の保育需要が見込めない」場合に統合するとしている。 高田に在籍する3〜5歳児は11年度が14人、12年度は13人。柿浦は18人、19人と基準以下の状態が続いている。 4町合併で新市が発足した04年は市立保育園は計15園あったが、統合や廃止で11園に減っている。ことし4月1日現在の園児数は計約490人。高田、柿浦の廃園で計9園になる。 現在ある11園のうち8時間を超える延長保育を実施しているのは中町、大古を含む5園のみ。市は統合によって保育士を集約し、延長保育などサービスの向上を図る。(加茂孝之) (2012.7.31)
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