呉市教委がアンケート 呉市教委は、2011年4月に学校統合で開校した音戸小(音戸町)と明徳小(倉橋町)の全児童と、児童がいる世帯を対象にしたアンケート結果をまとめた。保護者の26%が通学に不便を感じていると答えた。 1月、音戸小児童168人と130世帯、明徳小児童94人と79世帯を対象に実施した。学校を通じて調査票を配り、1年生に1、2年生以上に2、保護者に4項目を聞いた。児童計240人と計193世帯が回答した。 保護者に通学について尋ね、50世帯が困っていると答えた。バス通学への戸惑いが目立ち、34世帯が「登校時のバスが遅れてくる」などとする。 音戸小は旧音戸、旧高須の2小を統合して旧高須小の校地、明徳小は旧明徳、旧渡子、旧田原、旧早瀬の4小を統合して旧明徳小の校地に開校した。バスで通う児童は統合前の6校計5人から87人になった。通学距離は明徳小児童の8キロが最長だ。 開校時に市交通局が登下校の時間に合わせて市営バスの便数を増やしたが、それでも保護者は不便と感じているようだ。このほか、9世帯が通学路の安全確保を要望している。 市教委教育総務課は「地域や学校と連携した見守り活動をし、4月に呉市営バスを引き継いだ広島電鉄とも連絡を取り合いたい」と不安解消に努めるとしている。(小林可奈) (2012.5.23)
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