神石高原町 学校再編 13年度には豊松・油木小 豊松・油木中は見送り 広島県神石高原町教委は4月から、町立小中学校適正配置方針に沿った学校の再編を始める。第1弾として三和、高蓋、二幸の3小を統合。2013年度には豊松小と油木小も統合する。方針に盛り込まれていた豊松中と油木中の統合は当面見送り、中高一貫教育の導入などを検討する。(与倉康広) 方針は07年に決めた。三和、高蓋、二幸の3小は4月、三和小として再スタートする。児童数は約130人となる。新校舎は現在、三和中の敷地に建設している。 児童約70人の豊松小は、今後児童数の減少が見込まれるため、13年度から油木小に統廃合する。計画通り進めば、町立小は現行の7校から4校になる。 当初は、豊松中と油木中を10年度に統廃合する方針だった。その後、県内で中高一貫校が開校する動向をにらみ、両中と油木高の一貫校化の検討がスタート。教育委員長の諮問機関として中高一貫教育検討委員会を設け、あり方を探っている。現在の町立中は4校。 4月の統廃合に先立って、三和小は3月6日に閉校式を開く。地元住民約100人を招き、児童と同小の歩みをスライドで振り返る。高蓋小は12日、児童が歌や演劇で住民に感謝する。二幸小は20日、体育館で卒業生たちが会食して、思い出を語り合う。 (2011.2.27)
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