5カ所に安全上の問題 広島市東区の市営住宅の児童遊園でブランコの木製の支柱が腐って根元から折れ、女児(8)がけがをした14日の事故を受け、市は15日、市営住宅と、管理する公園の計31カ所に設置された木製の遊具などを緊急点検した。 点検したのは、ブランコや滑り台などが併設された木製の遊具19基と、鎖などでつられたタイヤに乗って遊ぶ金属製1基を含むブランコ12基。東区戸坂山根1丁目の市営住宅では、同区職員2人が遊具を揺らして丈夫さを確かめ、地面を掘って支柱の地中部分が腐っていないかなどを調べた。 市によると、31カ所のうち、市営住宅の5カ所で安全上の問題を確認。南区でアスレチック遊具の支柱の根元、安佐南区では滑り台の木製の踏み板がそれぞれ腐るなどしていた。異常があった遊具はこの日から使用禁止にし、近く修理する。 市はさらに、この日点検した場所以外で遊具がある市営住宅65カ所を今月中に総点検する予定。(根石大輔) (2012.5.16)
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