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島外から3人転入 福山の走島小・中、学区撤廃
島民歓迎「交流進めたい」


   

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 福山市の離島走島にある走島小中の両校に本年度、島外の計3人が通学することになった。児童生徒の激減を受けて市教委が基準を見直し、市内全域からの転入学を認めた。

 市教委学事課によると、小学4年男子と中学2年女子、同3年男子。鞆港と走島港を約30分で結ぶ船で通う。同小児童は2人、同中生徒は7人になる。

 同課は「少人数ならではのきめ細かい指導や自然の体験活動に取り組む」と話す。

 走島の人口は2月末現在672人で、高齢化率は市内78小学校区最高の52・8%。5年前の2007年度は同小に25人、同中に21人が通っていたが、主産業の漁業の不振などで子育て世代の減少が続く。

 走島自治会連合会の高橋判(わかる)会長(77)は「子どもの姿が年々減る中、大変うれしい。学校と地域が一緒に取り組む行事もあり、住民との交流を進めたい」と期待している。(水川恭輔)

(2012.4.6)


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