三次市保護者ら、要望6ヵ所
三次市は、子どもを送迎する保護者たちから駐車場の狭さが指摘されている市立保育所について、拡張などの安全対策を進めている。車の離合が難しく「歩車混在」の危険がある駐車場を改善し、送迎時の安全確保につなげる。 市子育て支援部によると、保護者たちから駐車場整備要望が出ている市立保育所は計6カ所。このうち、向江田町の和田保育所は21日に工事に入った。保育所北側の市管理の農道と、取得した田畑を新たに駐車場用地とする。 今は駐車場所の区割り表示がなく、離合も難しい。送迎の車が詰まって動けなくなることもあるという。地元自治会が2008年から市に駐車場拡張を求めていた。 来年2月末には31台分の駐車場(約970平方メートル)が完成する。費用は約3300万円を見込む。 十日市中の十日市保育所では、ことし7月に閉館した旧十日市コミュニティセンターの駐車場を9月から送迎用に使えるようにした。川地、粟屋など要望のある4保育所についても、駐車場拡張へ向け調査を進める。 谷本富美江部長は「駐車場での子どもが巻き込まれる事故を防ぎ、親が安心して送迎できる環境を整えたい」と話している。(重田広志) (2011.11.27)
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