感染症対応で院外に
江津市の済生会江津総合病院は、病児保育室「なでしこ園」を移転開設した。感染症などに対応するため、院内から隣接する独立の保育室とした。 保育室は木造平屋68平方メートル。病院西側の駐車場の一角を利用。保育室2室を備え、スタッフルームも設けた。建設費は約3550万円で、市の補助金3100万円を活用した。 受け入れ対象は、病気などで保育所や学校に通えない生後6カ月の小学3年生まで。定員は4人。平日の午前8時15分から午後5時半まで、看護師と保育士の計10人が交代で保育にあたる。市子育て支援課で事前に登録し、1日2千円で利用できる。 同病院は昨年6月、院内に保育室を設けた。多目的ホールの一部を区切ったスペースで、インフルエンザなど感染症の子どもの受け入れを断るケースもあった。 堀江裕院長は「家族が安心して働けるような環境に整えていきたい」と話している。子育て支援課Tel0855(52)2501。(浜岡学)
(2011.5.12)
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