市、6月にも開設
庄原市は、板橋町の板橋子育て支援センターの一部を改修し、病気の回復期で保育所などでの集団生活が一時的に困難な子どもを預かる「病後児保育室」を設ける。同市では初。新年度に入り着工、6月ごろ利用を始める。 センターの事務室と医務室、更衣室の計約30平方メートルを一体化し、既存トイレの一部を病後児専用に改修する。事業費約1360万円は国の地域活性化・きめ細かな臨時交付金を充てる。 利用対象は、市のファミリーサポート事業の「依頼会員」登録(無料)をした0歳から小学6年生までの子どものいる保護者。預ける際は、医師の許可を必要とする。病後児保育の研修を約20時間受けた同事業の有償ボランティアである「提供会員」が預かる。 託児や送迎などを支援する同事業は2000年に開始。昨年11月から病後児保育も始めたが、提供会員宅に段差が多かったり、ペットがいたりするなどして不便なため、専用保育室設置を決めた。 利用料金は月−金曜日1時間600円(市民400円)、土・日曜日700円(同470円)。時間は午前7時半〜午後8時。(梨本晶夫) (2010.2.22)
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