山口県内2010年末、6年ぶり 大学生は女子優位 山口労働局は、今春卒業予定の山口県内の高校生や大学生の昨年12月末時点の就職内定率を発表した。高校生は前年同期比0・5ポイント減の84・6%。6年ぶりに85%を割り、厳しい就職戦線となっている。 高校生の就職希望者3113人に対し、内定者は2634人。未内定者は前年同期比36人増の479人となっている。内定率は記録が残る1995年度以降で7番目に低い。 求人数は14・6%減の4909人。内訳は県内が2704人で4・8%増えた一方、県外は2205人の30・4%減と大きく落とした。求人倍率は0・35ポイント減の1・58倍だった。 県内10大学の学生の内定率は65・0%で1・8ポイント増。男子61・5%、女子68・8%で女子優位となっている。未内定者は937人で31人増。短大5校の学生の内定率は47・9%で3・6ポイント増。未内定者は17人減の228人となっている。 高専3校の学生の内定率は95・7%で0・7ポイント減、専修学校17校の学生は53・9%で4・4ポイント減だった。 同局は、2月22日に山口市小郡黄金町の山口グランドホテルで「ふるさと山口企業合同就職フェア」を開くなど、就職支援に取り組む。(金刺大五) (2011.1.27)
【関連記事】 |