4科目とも全国下回る 文部科学省が27日に公表した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で、島根県内の小学校は国語、算数ともに正答率で全国平均を下回り、2006年度の調査開始以来最低となる全国44位だった。中学校は国語では全国平均をやや上回ったが数学で下回り、全国24位だった。 県内の公立小217校(6138人)と公立中103校(5881人)の結果を集計した。 小学校の平均正答率は、国語A59・9%、国語B46・8%、算数A74・3%、算数B55・8%で、4科目とも全国平均を2・6〜2・9ポイント下回り、前回調査の35位から大きく順位を落とした。国語では接続詞の使い方を聞く問題、算数では小数の足し算などで特に正答率が低かった。 中学校では数学A・Bでそれぞれ全国平均を0・8ポイント、0・7ポイント下回ったが、国語A・Bでそれぞれ0・8ポイント、1・7ポイント上回り、前回の28位から順位を上げた。 県教委は、家庭学習の推進などに力を入れているが「施策が結果に結びついていない。大きな課題と受け止めている」としている。(明知隼二) (2013.8.28)
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