山口県教委「取り組み成果」 文部科学省が27日に公表した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果で、県内公立校の小学6年と中学3年の国語、算数(数学)の平均正答率は基礎と応用の計8科目全てで、全国平均を初めて上回った。 テストは対象学年が在籍する計464校の2万4191人が4月に受けた。国語、算数(数学)のそれぞれ基礎的知識を問う「A」と応用力をみる「B」で、全児童、生徒を対象とした調査は2009年度以来となった。 小学6年は整数や分数の四則計算、接続語の働きの理解など、中学3年は空間図形の読み取りなどで正答率が高く、全国平均を0・7〜2・7ポイント上回った。中学3年は、この学年が小学6年だった10年度は算数Aが全国平均を下回ったが、今回は数学A、Bとも全国平均を大きく上回った。 県教委義務教育課は「各市町教委の指導主事による、担当学校を決めた授業改善への積極的な取り組みなどの成果が出てきている」と分析した。(藤田龍治) (2013.8.28)
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